フリーペーパー『C』vol.2を読みふける深夜3時の投稿

こんばんは、金曜日の深夜です。先日遂に、社内報にしていたブログ記事やtumblerに細々と書き留めていたものを移行しました。今後本名掲載なテキストはこちらのブログに集約していこうと思います。

さて、少し前ですが友人のなかはら(@msaaaaann)さんからフリーペーパー『C』のvol.2を貰いました。直ぐに感想を書こうと思っていたのに、ここのところ元気がなくなる事象が起こったりなんだりで、なんとなく遠ざけていたらあっという間にこんな日程になってる…。明日は別件で会うので、どうにかそれまでに書き上げてさらりと晒しておきたいなと思っています。

 

『C』の感想を述べる前に、"フリーペーパーを創る人"について少しだけ分解してみます。

「フリーペーパーを創る人ってなんなん?何が目的?何のためにつくるの?」

これ、フリーペーパーを作らない多くの人間が思うことです。

学生時代フリペサークルに所属したり、学生団体でフリペ制作したり、ゼミで無料配布する雑誌作ったりしていたような人間なので、私も幾度となく問いただされました。

様々な人とやっていく中で、フリペをつくる人の目的は以下の何れかに該当するんじゃないかなーとざっくり分析。

 

  1. セルフブランディング(※就活の話のネタにしたい学生に多い)
  2. お金(※メディア露出。企業に多いけど採算合うのかは謎)
  3. 伝えたいことがある(※コンセプトがガッチリ決まってるところなんかはわかりやすい)
  4. 作りたい、つくってみたい(※とにかく書きたい、制作がしたいが先行する。儲け度外視)

 

各々について、どのクラスタがどこに位置するのか言及することは避けますが。。ここで言いたいこと…それはなかはらのつくる『C』は圧倒的に4の気持ちが強いってことです。

毎度のことなのだけど、彼女のフリーペーパーを貰うと【この人ほんとに自我やべぇな。。】ってなるんです。もう、「つくりたいの」「見てほしいの」「わかってほしいの」「つくりたいんだ」「よみたいんだ」「わかってほしいんだ」「読んでほしいのもっと」がヒシヒシと伝わってくる。なんなのだろう?フリペを貰うときの底知れぬパワーじみたもの。。

あぁまた、彼女自身の魅力について考え始めてしまったので一旦引きます。

 

 

◆『C』について

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今回、頂いた『C〔シー〕』について1個ずつ解体してレポートしようかと思っていたのですが、まぁどマメな彼女ですから、そりゃあ自分でしてるわけです。というわけで、『C』の詳細についてはこちらからどうぞ。

『C』の2号について | それはそうと

ざっくり説明すると、「she」「see」「sea」「shh」という、すべて〔シー〕の発音をする4つの冊子から成り立つ、なかはらが発行しているフリーペーパーです。

とても丁寧なレポートが上記から読めますので、中身が気になる方は是非読んでみてください。私は今回、個人としての感想をダラダラと書いてみます。

 

◆感想

『C』はvol.1どうよう、本当に豪華。フリペってどうしたって、1度読んだらぽいぽい~とされることも多いだろうに、この装丁は絶対にそれを許さない。

 

●seeとseaについて

shiro(@___obake)さんとコラボしたという『see』と『sea』なんて、両面カラーです。ポストカードが『see』、鮮やかな色合いでテトラポットが印象的なインタビュー記事『sea』

 

今回4つの冊子で、私が1番好きなのが『sea』です。ダントツです。

ポストカード『see』のデザインを担当したshiroさんは共通の友人だったりもして、そんな気になるあの娘が、ずっと考えてきた"生き方"を垣間見ることができて、それが本当に、飾らない言葉で描かれていて、文字だけなのに、やっぱりヒシヒシと思いが伝わってきました。よかったぁ。すごく。

 

●shhについて

なかはらさんの自己顕示欲が爆発してて、正直これも結構好き。もっと書き綴ってほしいのだけど、『OCEAN』(@ocean_staff)が好きだから、そっちで「いいぞもっとやれ」ってなってしまう。

ただ、「短歌のようなもの」に載っている最後の一文

"鼻奥がツーンとするみたいに あの日を思って泣くのはもういや"

は、深夜3時、キーボードを打つ手には堪えます。

 

●sheについて

こちらも装丁がまずかわいい。なんといってもかわいい。トレーシングペーパーのような薄い紙が纏ってるだけじゃなくて、中身の印刷も人によってインクの色がぜんぶ違う。表紙は大好きなつじのえる(@ee_momme)さん、えるの絵は昔から大好き。「彼女について」各々考えたことをテキスト化していく企画なのだけど、表紙の絵からも物語が想像できる。。制服姿にリコーダーやハサミなど、「女学生」を装う彼女に、生活と関係なさそうなスコップ…なかにはメモリの印字。。?目線の先から各々が書いた彼女の物語が始まる。

楽しいなぁ、と思うもう1つの理由として、寄稿者のページが統一されていないところ。インクの色だけでなく、フォントの指定や文字の大きさ、ページ数や行間なんかも全部ばらばらで、ばらばらなのに中の紙は一緒だからか、一体感があってすてき。

こうゆう仕掛けができるのが、紙のいいところだな、って素直に思う。私はインターネット大好き人間で、ネット万歳!文明開化!とネット至上主義なところがある反面、メディアや編集を捉える上で紙はきってもきれない存在。

こうやって、形としてそれを体感すると凝り固まった思考が刺激されます。

 

いっぱい書いたので、今日はそろそろ寝たいと思います。3時に書き始めたブログも気が付けば4時半。おやすみなさい。